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エレベーター用語集
「直流エレベーター」DC elevator
巻上機の駆動電動機に直流電動機を用いたエレベーターの総称。
直流電源としては、長い間電動機発電機が用いられてきた。
この方式は、ワード・レナード方式と呼ばれ、発電機の界磁を変化させることにより、駆動電動機(分巻電動機)の電機子に加わる電圧を変化させ、速度を制御するものである。
電圧を変化させて速度を制御することから、可変電圧制御とも呼ばれる。
また近年は、電動機発電機の代わりにサイリスタを用いた「静止レオナード方式」が一般的になってきた。
歴史的には直流エレベーターは、定格速度が90m/min以上のものに、すべて用いられてきたが、昭和40年代後半に出現した交流帰還制御の進歩により、105m/min以下の直流エレベーターの大部分が、これに置き換えられ、さらに近年は半導体技術の急速な進歩により、可変電圧可変周波数制御方式が実用化され、直流エレベーターの分野であった高速エレベーターにおいてもこれが主流になってきた。